行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

青春18切符の旅~新潟へ~

 

 1月の湯西川温泉への旅から7か月、いつもの爺さん3人旅に出かけてきた。目的地は新潟越後湯沢で、今回も青春18切符を使っての旅である。

 8月25日(金)7時30分市川駅集合。そのまま上野駅まで向かう。平日の通勤時間だと思うのだが、電車は意外に空いていた。上野駅8時31分発の高崎行快速列車に乗り込む。高崎には10時12分着。ここで上越線に乗り換えるのだが、待ち時間は10分程度である。3人の内一人だけ喫煙者がいて、このわずかな時間でも喫煙できる場所を探しに走っていった。

 ここから、越後湯沢まで一気に行く予定だったが、ほんの気まぐれから水上で途中下車することにした。青春18切符は、乗り降りが何度でも自由なので、こういう時に便利である。

 水上駅で降りて、水紀行館へ向かう。ここは、道の駅に併設された施設で、利根川水系の淡水魚を中心とした水族館などがあるらしいのだが、結局、電車の時間に間に合わなくなり、昼食だけとって引き返す事になってしまった💦

 (それでも、利根川源流の流れを見ることができた!)

利根川源流

 

大トロ牛乳

 途中、珍しいものを自販機で売っているということで、買ってみた。その名も「大トロ牛乳」。牛乳とコラーゲンを使った新感覚のスイーツという触れ込みなのだが、確かに味わった事のない、なめらかな食感。強い日差しの中を歩いていたので、冷たく凍ったアイスキャンデーのような味わいである。

湯沢高原ロープウェイ(ネットより)

 午後2時過ぎに越後湯沢到着。駅中のお店を少し探索したあと、湯沢高原へ大型ロープウエイで上がることにした。冬はスキー場となる高原で、隣には「ガーラスキー場」の文字も見えた。眼下に広がる景色を楽しみながら、無料のバスでさらに上に上がると、傾斜を利用したサマーボブスレーやパターゴルフなどを楽しむことができる。

 また、木陰にはハンモックなどが置いてあって、ここだけは暑さを忘れて、涼しい高原の風を堪能することが出来た。

 8月26日(土)8時半過ぎにチェックアウト。長岡の花火館を目指す。こちらでは、長岡の花火大会の様子をドームシアターで楽しめるらしい。越後湯沢からさらに1時間北上する。

ながおか花火館

 10時半頃、ながおか花火館に到着。(時間の関係で、はじめて駅からタクシーを使った)館内では、長岡花火の歴史や花火玉の作り方、打ち上げ用の花火筒などが展示されており、楽しいゲーム型のアトラクションなどもある。

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 また、有料のドームシアターがあって昨年の花火大会の様子を映像で楽しむことができた。

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  長岡まつりに想いを込めて

毎年華やかに繰り広げられる「長岡まつり」

その起源は、長岡の歴史に刻み込まれた、

最も痛ましい、あの夏の日に発しています。

 

昭和20年8月1日。

その夜、闇の空におびただしい数の黒い影

―B29大型爆撃機が来襲し、

午後10時30分から1時間40分もの間にわたって市街地を爆撃。

旧市街地の8割が焼け野原と変貌し、

燃え盛る炎の中に1,488名の尊い命が失われました。

 

見渡す限りが悪夢のような惨状。

言い尽くしがたい悲しみと憤りに打ち震える人々。

そんな折、空襲から1年後の昭和21年8月1日に開催されたのが、

長岡まつりの前身である「長岡復興祭」です。

この祭によって長岡市民は心を慰められ、

励まされ、固く手を取り合いながら、

不撓不屈の精神でまちの復興に臨んだのでした。

   「長岡花火」公式ウェブサイトより

 

 今回の、青春18切符の旅は、本当にノープランだったが、新潟という土地をほんの少しだけ知り、新潟の食を楽しみ、わずかだが歴史を知る事ができた。知る事によって興味がわき、さらに深い意味を探ることができる。これも旅の楽しみの一つである。

 今度は、長岡の花火大会を、ぜひ自分の目で確かめてみたいと強く想った。

<My Favorite Songs>

Rowan Atkinson 「[Funny Invisible drum」

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 言わずと知れたMr.Beanことローワン・アトキンソンはイギリスのコメディアン、俳優、脚本家である。個人的には、Mr.Beanの笑いはあまり好きではないのだが、この一人芝居を観た時には、大いに彼の才能を感じたものである。この映像の詳しい背景はよく分からないのだが、舞台下(?)に本物の楽器を担当する人がいて、彼の動きに合わせて音を出しているらしい。音合わせには、並々ならぬ苦労があったと思われるが、少しもそれを感じさせず、笑いに変えてしまっている点がすごいと思った。

 

 

当たり前の夏

ツクツクボウシ

 

 先日、今年初めてツクツクボウシの声を聞いた。毎年、高校野球が始まると、このセミの声を聞くことになるので、一連の記憶とセットになっている。子どもの頃、このセミを追いかけることは、なぜかあまりなかった。セミと言えば、アブラゼミやミンミンゼミが主流の中で、このセミは何となく夏の終わりを感じさせるような気がして、採ろうという気にはならなかったのかも知れない。夏休みも中盤を過ぎて、残りの日数を気にし始めるのも、このセミの声を聞いた頃からである。

イカ

 偶然だが、ツクツクボウシの声を初めて聞いた日、職場の仲間が畑で育てているスイカを持ってきて、みんなにふるまってくれた。大きさはさほど大きくはないが、丹精こめて育てたようで、その甘いこと!スーパーで売っているスイカよりはるかに美味い。

  真っ青な空と大きな入道雲、ぬぎちらかしたビーチサンダル、冷えた麦茶等々、縁側で種を飛ばしながら食べた田舎での景色がよみがえってくる。 シャクッとした触感と独特の甘い香り、そして、うだるような暑さの中で、スイカの冷たさが、体温を心地よく下げてくれる。

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 8月5日(土)、江戸川花火が4年ぶりに開催された。子どもが小さかった頃には、多くの観客に紛れて、近くまで観に行ったものだが、ここ数年は観にいく事も少なくなっていた。今年は、久しぶりに近くの総合病院の前庭まで散歩がてら観に行ってきた。打ち上げ会場までは1キロ以上離れているので、下の方は見えないのだが、上空に開く花火は十分に堪能することができた。はじめは、10分~20分程度見て、帰るつもりだったが、結局8時25分の終了時まで観てしまった。

 

 3年にも及んだコロナは、私たちの日常から多くのものを奪ってしまった。当たり前だと思っていた事が、実はそうではなくて、多くの時間をかけて大切に築き上げられてきたものなのだという事を、今年は特に強く感じる。

 愛する人や故郷を失いながら今も闘っている人たち、相次ぐ異常気象による自然災害で大切なものを失ってしまった方々のことを想う。

「当たり前のことなど、何一つないのだ。」

<マイギャラリー>

街の風景(模写)


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 1981年に発売された大瀧詠一のシングル。同日発売のアルバム「Long Vacation」からのシングルカット曲である。大瀧詠一というと、自分たちの世代では、どうしても「はっぴーえんど」を思い浮かべてしまうし、あの頃のアグレッシブな日本語のロック(と言って良いか?)から、こういったメロディアスな曲が結びつきにくい。

 多くの音楽を吸収し、血となり肉としてきた彼がたどり着いた、一つの音楽表現の形なのだろう。以前、NHKの番組で、この曲の詩を書いた松本隆が、「当時、カナリア諸島というのが、どこにあるのか誰も知らなかった」という話が記憶に残っている。

衰えるということ

初めてだから知りたい!スポーツジムとフィットネスクラブの違いって何? | メガロスブログ-カラダに効くトピックス-

 6~7月の忙しさと体調不良にかまけて、2か月もスポーツジムを休んでしまっていたが、久しぶりに汗をかいてきた。予想はしていたが、やはり全身に筋肉の衰えと身体の硬さを感じた。

 準備運動では、久しぶりなので、伸ばそうとする身体の部位を感じながらゆっくりと行っていたが、すぐに身体が熱くなり汗ばんでくる。腹筋や背筋系は意外に落ちていなかったが、上腕系の筋肉や両足太ももの筋肉などは、以前よりかなり重く感じた。

 また、自宅に戻ってからも両脚に軽い筋肉痛が残っており、これも以前にはなかったことである。週4日仕事をしていて、それなりに身体を動かしているつもりだが、筋力や柔軟性は着実に衰えているようだ。

 そう言えば、このようなフィジカルな衰えとは別に、ここ数年記憶力や認知力の衰えが進んでいるような気がする。

物忘れは認知症の初期症状|神戸市垂水区の「こはや脳神経外科クリニック」

 人間70歳も近くなれば、誰もが経験する事なのだろうが、一番多いのが「物忘れ」である。それも、毎日同じようにしている行動(ルーチンワーク)なのに、時々おかしな事をしてしまうことがある。例えば、朝起きてコーヒーを入れる時に、コーヒーの粉を入れないままスイッチを入れてしまったり、コーヒーの粉も水も入れたのにスイッチを入れ忘れたりなどである。自分でも笑ってしまうのだが、実は職場の仲間たちも同じような事をしている。

 職場の仲間の一人(71歳)は、今までに職場内で3回はメガネをなくしている。結局見つかるのだが、どこに置いたか全く記憶に残っていないらしい。元大学の物理の教授(69歳)は、帰り際に車のキーや名札など色々なものを忘れては、ロッカー室に取りに戻ってきている。どうやら、こういった物忘れは、誰にもあるものらしい。

 バンド仲間の今年75歳の長老が、グループラインで「シニア川柳」なるものを送ってきたので、一部紹介したい。

 老いるとは 増える薬と 減る記憶

 マイナンバー ナンマイダーと聞き違え

 人生に 迷いはないが 道迷う

 お互いに ボケかトボケか 気が付かず

 クラス会 俺の年聞く ボケた友  

 

 例えば、以前なら複数の作業を、頭の中で同時に記憶しながら処理できていた事が、そのキャパというか処理能力が落ちている気がする。つまり、5つくらいの事を同時に順序を考えながらできていた事が、3つくらいになってしまっているのである。

 また、突発的に別な用事が入ったりすると、まだ作業は終わっていないのに、新たな用事に意識が向かってしまうことがある。その場合、本来の作業は途中で停止ししてしまったり、さらにひどいケースでは混乱して、本来業務も新しい用事も、両方できなくなってしまうのである。

 老化の一環と言えば、その通りなのだが、おそらく脳の中のおそらく前頭葉あたりの機能が、少しずつ低下しているのだろう。

 認知症などの予防について、日本経済新聞で紹介されていた「脳のアンチエイジング 篠原菊紀」から一部引用させていただく。

<ルーチン化した作業では、「前頭前野」は使われない>

(1)「さくら」「ねこ」「でんしゃ」という言葉を覚えてください。
(2)では、次に100から7を5回引いて、それぞれの答えを言ってください。
(3)「ふじのやま」という言葉を逆から言ってください。
(4)最初に覚えた3つの言葉を思い出してください。

 「このようなテストを行っているときの脳の活動を見ると、(4)で最初の言葉を思い出そうとするときに前頭前野が働きます」

(1)のときには3つの言葉を覚えていても、(2)、(3)と別のことをしているうちに、「なんだっけ?」とよくわからなくなってしまう。

 「面倒臭い頭の使い方ですよね。こういった、一度に複数のタスクを行うことをデュアルタスク(二重課題)といいます。デュアルタスクを行うときに前頭前野が活性化しますが、前頭前野の機能は40~50代になると落ちてくる。知らず知らずのうちにこの手のタスクを避けるようになることと、年代なりの経験は重ねていますからルーティン化したやり方を好むようになる。ところが手慣れた作業をしているときに脳活動を調べると、前頭前野はほとんど活動していません。また、記憶を保存したり必要に応じて取り出したりする作業を行う海馬も、年齢とともに萎縮しやすくなります」

 

 認知症にならないための方法論については、他にもたくさんの書物やネット情報が出回っているので、これ以上の引用は避けるが、身体の衰えを防ぐためのトレーニング以外にも、認知症にならないっための脳のトレーニングというものを意識的に実行していく必要がありそうだ。

 

 以前、内科の病院の待合室に貼ってあったポスターから。

「何を食べたか忘れてしまうのは物忘れ。食べたこと自体を忘れてしまうのが認知症

 

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無題

<My Favorite Songs>

Mary Hopkin 「Those Were The Days」


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 Mary Hopkinについては以前にも紹介したが、英国ウエールズ出身で、ミニスカートで有名なツィギーによって見出されたアップル最初の女性歌手である。1968年、ポールマッカートニーのプロデュースによるこの曲は、当時ビートルズのヘイジュードを蹴落として、6週にわたって全英チャートで1位を獲得した。

 この曲の原曲は、ロシア民謡となっているが、何人かの手によってつくられた「長い道を」という曲で、アメリカ人歌手ジーン・ラスキンという人が手を加えて「Those Were The Days」として発表したものなのだそうだ。


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今年も軽井沢へ!

軽井沢町発地付近

 

  7月18日(火)今年2回目の軽井沢へ。以前の旅行と言えば、車であちこち動き回るのが常であったが、最近は1か所に留まり、自然を満喫するようなステイ型の滞在が多くなってきた。特に、今年の6月は非常に多忙だった上に、体調不良も加わったため、どこか広い空間で解放されたいという想いが強かったように思う。

 連日36℃以上の猛暑日が続いていたが、軽井沢ICを降りて、山道を登り始めた頃から気温が下がり始め、窓を開けるとさわやかな風を腕に感じる事が出来るようになってきた。

 初日最初の目的地は、最近お気に入りの「かまど炊きご飯御厨(みくりや)」へ。

おにぎり御膳

 この店の売りは、何といってかまどで炊いたご飯である。朝は7時15分からだが、昼は15時に店じまいしてしまう。最近は、リピーターが多いらしく、11時前に着いたのだが、7番目という人気ぶりである。店内は、農家をリフォームしたようで、昔ながらの縁側があり、クーラーも弱めに入っているが、少し開けた窓から入ってくる天然の風が嬉しい。前日まで異常な高温に包まれた生活をしていたので、この自然にそよぐ風は何よりのご馳走でもある。

店内から見える景色

白いアジサイ

 夏の軽井沢を歩いていて、よく見かけるのがこの白いアジサイである。不思議な事に関東でよく見る青やピンクのアジサイは、こちらでは、ほとんど見かけない。調べてみると、このアジサイは「アナベル」と言って、他の色に変色しないのだそうだ。原産はアメリカ。


 アジサイの色の変化は、土壌の酸性度、アルカリ度で決まるというのは以前から知っていたが、もう少し調べてみると土壌の中のアルミニウムが影響しているらしい。

 元来、植物にはアントシアニンという色素が含まれているが、土壌の中のアルミニウムをどれだけ吸収するかが関係しているという。酸性土壌ではアルミニウムを多く吸収するため青いアジサイに、あまり吸収しない中性~アルカリ土壌ではピンクのアジサイになるのだそうだ。ちなみに、この白いアジサイアナベル)はアントシアニンを持たないため、どんな土壌でも白くなるらしい。

沢村ロースタリー

 以前から、朝食などでお世話になっていた「沢村」だが、今年3月から「沢村ロースタリー」という店を新たに開業した。この店は、沢村のパンにあうコーヒーをという事で、大きな焙煎機を導入して、独自のコーヒーを提供するショップカフェである。1階で注文し、2階でくつろぎながらコーヒーを楽しむ事ができる。

大きな焙煎機のある1階

 

2階のデッキにて

 2階は暖炉のある気持ちの良い空間で、老夫婦がゆったりとお茶を楽しんだり、一人でパソコン仕事をしている若者などを見かけたりする。自分たちは、数席だけあるデッキに出て、外の景色を楽しみながらコーヒーとケーキを頂いた。

  その他。今回は色々な所で花や昆虫たちや、気に入った風景を撮ってきたので紹介したい。

雲場池外周
フロックス(花魁草)とソバナ

マンホールの蓋

スープカップのふちにテントウムシが!

年に数回は来ている軽井沢だが、今回はまた身も心も癒しの格別な旅になった。

<マイ ギャラリー>

スニーカー(デッサン)

<My Favourite Songs>

The End Of The World Skeeter Davis


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 1962年、アメリカの女性歌手Skeeter Davisによる歌で、世界的にヒットした。

”Cause you don't love me any more””when you said goodbye”という歌詞から、失恋の歌と思われがちだが、作詞者の父親が亡くななった悲しみを歌ったものだそうだ。この曲は、Riversの方でも取り上げていく予定である。

 

オオムラサキ学習会~観察会~市川生まれのオオムラサキを目指して

 今年で3年目になるオオムラサキの学習会~観察会が終わった。今年も、たくさんのハプニングや失敗を重ねながら、何とか終わらせることが出来て、ほっとしている。

  約半年前からスタートした、今年の主な活動を振り返ってみることにする。

はじめて越冬幼虫を発見!

 昨年の暮れ、会員仲間のOさんとオオムラサキの越冬幼虫を捜しに出かけた。実は、この場所の情報は今の職場つながりで、安孫子の方で同様の活動をしている方から教えてもらったのだが、およそ「千葉県〇〇付近」という程度のアバウトな情報で、半信半疑で出かけたのだが、約2時間かけて3頭の越冬幼虫を見つけることができた。

 初めて、自分たちで見つけることができた事、千葉県内にも生息が確認できた事の意義は大きい。この後、年明けにさらに2カ所ほど探しに出かけ、約20頭ほどの幼虫を入手することができた。

小学校内飼育舎環境整備

 2月下旬、昨年から借用している小学校内の飼育舎の環境整備を行う。特に、天敵であるアリ対策で、エノキの周辺に防草シートをはることにした。その周辺には角型の雨どいで掘りを作ることにしたが、この時点ではシートのみである。この対策は、昨年茂原市の方でオオムラサキ研究家として知られる伊藤先生のご自宅に伺った時に、かなり広い堀を作って、ポンプで水を流しているのを見聞した事による。規模は、比べ物にならないほど小さいが、多少でも役に立てばという思いである。

堀の完成と幼虫を枝にのせる

 4月、掘りの埋込作業完成。この日、エノキの枝に、幼虫を各5頭ずつのせ、袋がけも行った。この袋も外敵防止を目的としており、本来は農作物などを入れるための袋である。色々試してみたが、通気性等の関係から、この網が一番良い事が分かってきた。実は、これも埼玉県嵐山市のオオムラサキセンターに見学に行った時に、職員の方に教えていただいたものである。

小学校での学習会

 6月8日(木)12日(月)16日(金)の3日間、3校の小学校3年生11学級にオオムラサキを知ってもらうための学習会を行ってきた。今年は、昨年と違って、比較的幼虫の成長が順調で、小学校での学習でも最低10頭程度は十分に確保する事が出来た。毎年、感じる事だが、オオムラサキと出会った子どもたちは驚きと、目の前でウンチをしたりエノキを食べたりする姿に、大興奮であった。どんな立派なお話より、本物と出会う事の力強さを感じた。

 22日(木)~25日(日)の4日間、今年も市川駅南口図書館入口で、オオムラサキ観察会を開催した。今年は「昨年も今頃やってましたね。」と声をかけてもらったりして、続けることで少しずつ知って頂いているのだなと思った、観客も、保育園児、地元に古くから住む高齢者、小学生、中学生、外国人など、多様であった。ケーブルテレビの取材なども入って、4日間で781名の方々に見ていただいた。

 実は、初日が終わった段階で、観察用に持っていった成虫が死んでしまうというアクシデントがあった。わずか2日前に羽化したばかりだったので、原因は不明である。急きょ、茂原の伊藤先生のところまで行って、数頭分けてもらい、何とか残りの2日間を乗り切ることが出来た。

小学校飼育舎に放蝶したオオムラサキ

 私たちの活動は、他県から頂いてきた幼虫を市川で育て、学校を中心として多くの方に見て頂くというもので、本当の意味でのオオムラサキの累代飼育まで至っていない。

 観察会が終わって、今年初めて数頭のオオムラサキを小学校の飼育舎に放蝶することができたが、おそらく交尾~産卵には絶対数が不足している。飼育技術の未熟さや都心特有の環境の脆弱さが要因であり、まだまだ時間がかかりそうだが、いつか「市川生まれ・市川育ち」のオオムラサキを育ててみたいと思っている。

 今年も、多くの方のご理解とご協力を頂いた事に感謝し、ここであらためてお礼も申し上げたいと思います。

<マイ ギャラリー>

古い街並み

<My Favorite Songs>

America 「Ventura Highway」


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 やや疲れ気味の日々を送ってた頃、ラジオから流れてきて、わけもなくアメリカのハイウエイを走っているような感覚を思い起こされた曲。Venturaとはカリフォルニア州南部の都市名で、ベンチュラ・フリーウエイはあってもベンチュラ・ハイウエイは実在しないそうだ。

 Americaは1970年代、イギリスで結成されたバンド。1972「A Horse With No Name」でビルボード第1位を獲得する。その他「I Need You」「Sister Golden Hair」等のさわやかなコーラスを中心とした佳曲が多い。

 

ChatGPT

 最近話題のChatGPT。高度なAI(人工知能)によって、人間のように自然な会話ができるのだという。職場の仲間が、試してみたというので、その時のやりとりの一部を紹介したい。

 いきなり間違った答えが返ってきたのだが、それを指摘すると素直に謝っているのが面白い。ただし、この回答にも間違いが含まれている。(「麦と兵隊」の出版は1938年で、日中戦争開始の翌年の旧日本軍の実情を記録したものである。)

 

 備長炭は電気が流れないと主張しており、間違いを直すまで、だいぶやりとりが必要だったそうである。

 なかなか頑固な一面もあるようだ。この後、何度かやりとりを重ねた結果、やっと間違いを認めてくれたそうだ。

 「今回のやりとりは、こちらが回答を知っているものなので、間違いを指摘できたが、知らない分野だと、そう思ってしまうかもしれない。」というのが仲間の感想である。

 AIの進化には目を見張るものがあるが、それを鵜吞みにすることの危険性を把握しておいた方が良いかも知れない。

<マイ ギャラリー>

銀座三越吹き抜け中央ホール天井

<My Favorite Songs>

Don Mclean 「Vincent」


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  アメリカン・パイで知られるドン・マクリーンが1972年、オランダ出身の画家フィンセント・ファン・ゴッホへのオマージュとして書いた曲である。この曲は、ゴッホの「The Starly Night」に由来している。

 大変美しい曲で、いつか自分たちのバンドでもカバーしてみたい曲の一つである。


 

 

 

「HAMAFOLK 60th Concert」 pre Liveno.3

  5月7日(日)13:00より、今回初めて「HAMAFOLK 60th」のプレライブに参加してきた。「HAMAFOLK(ハマフォーク)」というのは、1966年横浜で始まったフォークジャンボリーだが、20数年のブランクの後2009年に復活したそうで、年に1度のコンサートやライブ等の活動を行っている。今年は、9月に60回目のコンサートを行う予定で、今回はそのプレライブという形になる。

 出演バンドは4組。どのバンドも個性あふれる実力派揃いという印象だった。

 会場は、横浜伊勢佐木町「クロスストリート」という多目的スペース。伊勢佐木町の路上ライブからメジャーに羽ばたいた「ゆず」が命名したそうで、「ゆず」自身もここで演奏している。会場は、ガラス越しに外から中が見えるようになっていて、とてもオープンな場所である。

 この会場のすぐ近くには。青江三奈の「伊勢佐木町ブルー―ス」の碑があった。

Rivers-本番前の音だし中-

演奏曲目は、前回の北本総合公園と同じ、全6曲。

「Wake up little susie」「Four strong winds」「You've got a friend」「The Field of St.etinne」「On the road」

chive

 洋楽を中心に、男女のコーラスハーモニーを軸に様々な楽曲をカバー。

「Walk right back」「Mrs. Robinson」「The Water is wide」「If the world had a song」「オキナワのともだち」「明日ふく風」全6曲

時のかたりべ

 ギターは以前自分たちが所属していたアコースの会の創始者T氏。ボーカルは現役のアナウンサーという男女3人組グループ。誰もが知っている懐かしい歌を聞かせてくれた。

「どこまでも行こう」「野に咲く花のように」「空もとべるはず」「雨の物語」「もしも明日が」「君に会いに行こう」全6曲

ザ・メモリー

 同じ高校の軽音楽部の先輩後輩が、35年の空白の後ユニットを結成。広く邦洋楽のカバーもやるそうだが、今回は全曲オリジナル曲で。さわやかなハーモニーが耳に心地よい。

「夢 80's」「時の中に消えてゆく」「わくわくドルフィン」「君を忘れない」「メモリーズ74」全5曲

 

HAMAFOLk第60回目の演奏会は、9月17日(日)岩間市民プラザホールにて開催予定。なお、今回のRiversの演奏は、Youtubeにもアップしてあります。

<MY Favourite Songs>

The Water Is wide Karla Bonoff


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 「The Water is wide」は「広い河の岸辺」「流れは広く」あるいは「悲しみの水辺」など様々な日本語の題名がつけられている。元来、スコットランドの民謡のようだが、様々な土地や多くの人々に歌い継がれることにより、複数の歌詞が生まれてきたらしい。曲名が複数存在するのも、おそらくそのためなのだろう。今日歌われている「The Water is wide」を広めたのはピート・シーガーで、今回動画で紹介したのは1979年リリースのカーラ・ボノフ「ささやく夜」の最後に収められている。