1月1日の能登半島地震以来、街のスーパーなどでは防災用品が継続的に置かれるようになった。以前は、防災の日などの特定の期間だけだったように記憶しているが、やはり今回の地震の影響は、それほど大きなものがあったという事なのかも知れない。
我が家の場合、今までさほど強く意識してきた訳ではないが、少しずつ買いそろえてきたものはあった。ただ、何がどの位あるのかがきわめて曖昧だったため、あらためて確認してみる事にした。結果は、次の通り。
<防災用品一覧> |
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2024 2.23 | ||
1 | カセットコンロ | 1 |
2 | カセットコンロ用ボンベ | 3 |
3 | 緊急非常用袋 | 1 |
4 | ケータイ水タンク(10リットル) | 2 |
5 | ノロキラー(除菌) | 1 |
6 | 懐中電灯&ラジオ | 1 |
7 | 単2電池 | 4 |
8 | 単3電池 | 2 |
9 | 非常用袋(水筒2,軍手、ろうそく、緊急トイレ、ロープ、絆創膏 包帯、あめ、ライター、携帯ラジオー乾電池付き) |
1 |
10 | ハンドタオル | 2 |
11 | 除菌ジェル | 2 |
12 | 簡易トイレ(10回分) | 1 |
13 | ハンドタオル(scottie) | 2 |
14 | マフィン(賞味期限 2027,10.06) | 2 |
正直、思っていたよりはあるなと思ったのだが、基本的に災害に対してどのように考えていけば良いのか、今回の能登半島地震での被害状況を踏まえて整理してみることにした。
今回の能登半島地震の場合、マグニチュード7.6で阪神淡路大震災や熊本地震に比べて0.3しか違いはないそうだ。ただし、マグニチュードは1大きくなるとエネルギーは32倍も大きくなるそうである。自分の住んでいる千葉県市川市でも同程度の地震が起こる可能性は決して低くはないだろう。
2.家屋の倒壊等を、どの程度予測するか?
ニュース等でも取り上げられていたが、災害の認定は、「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」の4区分で認定されるそうだ。地震によって、我が家がどの程度の被害を受けるかを予測するのは難しいが、概ね次のような点を考慮した上で、「一部損壊」または「半壊」と想定することにする。
①地盤の強さ
「地震に強い土地」というのは、言い換えれば「地盤が固い土地」の事であるので、自分が住んでいる土地の状況を、知っておく必要がある。今回、一部の土地で液状化現象が起こったが、これは海沿いや河口付近など比較的砂地の所に多く発生しやすいと言われている。(実際2011年の東日本大震災の際に、千葉市、習志野市、浦安市等東京湾沿岸部や利根川沿いの地域に液状化が起こっている。)役所等で出している防災情報である程度確認できると思われる。
②地盤に合わせた基礎
我が家の場合は、「ベタ基礎」と言って建物の床板の一面をコンクリートで支える仕組みになっている。家を建てた時の業者の話では、地震があった時に基礎と家屋が一緒に揺れる事で、被害を軽減させる役割があるという話を聞いた。これ以外に、軟弱な地盤に対してコンクリート杭を打つ場合もある。このあたりは、それぞれの地域や個人の考えによるものが大きいだろう。
3.一時避難を何日位と想定するか?
いくつかの資料を見てみると、概ね3日程度としているものが多いようである。(もちろんもっと必要であるという考えもある)しかし、一般的な家庭でできる備えとしては、この程度が妥当な所ではないだろうか。そうすると、どんなものをどれくらい準備すれば良いか一つの目安ができる。
4.具体的にどのようなものが、どれ位必要になるか?
【飲料水】一人1日3リットルを目安に3日分。飲料水とは飲み水に調理用を含めた生活水も含まれるので、これ位の量になるらしい。
【食料品】温めれば食べられるごはん(一人5食分程度)、備蓄用パン、ビスケット、あめやチョコなど、一人最低3日分。電気やガスが使えないことが想定されるので、カセットコンロや、調理を要しない食物が必要になるだろう。
5.我が家の装備品に不足していると思われる物
〇緊急用バッテリー・・家電も使用可能な大型バッテリーやスマホの充電用モバイルバッテリーなど。(最近は自動車からも電源を確保できるもの
〇現金・・停電が続くとATMや電子マネーが使えない可能性があるため、いくらかの現金が必要と思われる。(札と小銭)ただし、これは日常的に使用するものなので、防災用品に含めるかは、検討する必要がある。その他、通帳や印鑑などもこれに属する。
〇食料品・・これから少しずつ増やしていく予定。
〇タオル、防寒シート・・体を拭いたり、かんたんな目隠しとして使用可能。また、防寒用アルミシートは、毛布よりかさばらなくて良いらしい。
〇衣類・・下着など
考え出すときりがないのだが、とりあえず今回はこれ位で。
<My Favorite Songs>
伊勢正三 Musician
「かぐや姫」~「風」と活動してきた伊勢正三が、伊勢正三としては1stアルバムとなる「北斗七星」に収録されている曲。(1980年4月発売)おそらく、ほとんど話題になる事もなく、知らない方も多いと思うのだが、伊勢正三の抒情性あふれる詩が秀逸な曲の一つであると思っている。
ひとりだった頃は この時がとても寂しかった
座席にギターケースつめこんで 帰る道程
コンサートが終わり 君の処へと向かう
少し 人いきれに酔ったみたい
でも 心地よく高ぶるのもいい
今日は いいフレーズが弾けたからと
君に説明しても 君はたぶん笑っているだけ
それより君の今夜のPotato Salad
また少しどこか違うと言うのかい
先日の、仕事帰りの夕暮れ時に、ふとこの歌のフレーズが浮かんできた。
ちなみに、この日の我が家の夕食はカレーだった。