行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

青春18切符の旅~新潟へ~

 

 1月の湯西川温泉への旅から7か月、いつもの爺さん3人旅に出かけてきた。目的地は新潟越後湯沢で、今回も青春18切符を使っての旅である。

 8月25日(金)7時30分市川駅集合。そのまま上野駅まで向かう。平日の通勤時間だと思うのだが、電車は意外に空いていた。上野駅8時31分発の高崎行快速列車に乗り込む。高崎には10時12分着。ここで上越線に乗り換えるのだが、待ち時間は10分程度である。3人の内一人だけ喫煙者がいて、このわずかな時間でも喫煙できる場所を探しに走っていった。

 ここから、越後湯沢まで一気に行く予定だったが、ほんの気まぐれから水上で途中下車することにした。青春18切符は、乗り降りが何度でも自由なので、こういう時に便利である。

 水上駅で降りて、水紀行館へ向かう。ここは、道の駅に併設された施設で、利根川水系の淡水魚を中心とした水族館などがあるらしいのだが、結局、電車の時間に間に合わなくなり、昼食だけとって引き返す事になってしまった💦

 (それでも、利根川源流の流れを見ることができた!)

利根川源流

 

大トロ牛乳

 途中、珍しいものを自販機で売っているということで、買ってみた。その名も「大トロ牛乳」。牛乳とコラーゲンを使った新感覚のスイーツという触れ込みなのだが、確かに味わった事のない、なめらかな食感。強い日差しの中を歩いていたので、冷たく凍ったアイスキャンデーのような味わいである。

湯沢高原ロープウェイ(ネットより)

 午後2時過ぎに越後湯沢到着。駅中のお店を少し探索したあと、湯沢高原へ大型ロープウエイで上がることにした。冬はスキー場となる高原で、隣には「ガーラスキー場」の文字も見えた。眼下に広がる景色を楽しみながら、無料のバスでさらに上に上がると、傾斜を利用したサマーボブスレーやパターゴルフなどを楽しむことができる。

 また、木陰にはハンモックなどが置いてあって、ここだけは暑さを忘れて、涼しい高原の風を堪能することが出来た。

 8月26日(土)8時半過ぎにチェックアウト。長岡の花火館を目指す。こちらでは、長岡の花火大会の様子をドームシアターで楽しめるらしい。越後湯沢からさらに1時間北上する。

ながおか花火館

 10時半頃、ながおか花火館に到着。(時間の関係で、はじめて駅からタクシーを使った)館内では、長岡花火の歴史や花火玉の作り方、打ち上げ用の花火筒などが展示されており、楽しいゲーム型のアトラクションなどもある。

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 また、有料のドームシアターがあって昨年の花火大会の様子を映像で楽しむことができた。

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  長岡まつりに想いを込めて

毎年華やかに繰り広げられる「長岡まつり」

その起源は、長岡の歴史に刻み込まれた、

最も痛ましい、あの夏の日に発しています。

 

昭和20年8月1日。

その夜、闇の空におびただしい数の黒い影

―B29大型爆撃機が来襲し、

午後10時30分から1時間40分もの間にわたって市街地を爆撃。

旧市街地の8割が焼け野原と変貌し、

燃え盛る炎の中に1,488名の尊い命が失われました。

 

見渡す限りが悪夢のような惨状。

言い尽くしがたい悲しみと憤りに打ち震える人々。

そんな折、空襲から1年後の昭和21年8月1日に開催されたのが、

長岡まつりの前身である「長岡復興祭」です。

この祭によって長岡市民は心を慰められ、

励まされ、固く手を取り合いながら、

不撓不屈の精神でまちの復興に臨んだのでした。

   「長岡花火」公式ウェブサイトより

 

 今回の、青春18切符の旅は、本当にノープランだったが、新潟という土地をほんの少しだけ知り、新潟の食を楽しみ、わずかだが歴史を知る事ができた。知る事によって興味がわき、さらに深い意味を探ることができる。これも旅の楽しみの一つである。

 今度は、長岡の花火大会を、ぜひ自分の目で確かめてみたいと強く想った。

<My Favorite Songs>

Rowan Atkinson 「[Funny Invisible drum」

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 言わずと知れたMr.Beanことローワン・アトキンソンはイギリスのコメディアン、俳優、脚本家である。個人的には、Mr.Beanの笑いはあまり好きではないのだが、この一人芝居を観た時には、大いに彼の才能を感じたものである。この映像の詳しい背景はよく分からないのだが、舞台下(?)に本物の楽器を担当する人がいて、彼の動きに合わせて音を出しているらしい。音合わせには、並々ならぬ苦労があったと思われるが、少しもそれを感じさせず、笑いに変えてしまっている点がすごいと思った。