行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

線香花火

 先日、浅草橋まで線香花火を買いに出かけた。科学館の演示実験の中に「炎色反応」という実験があって、昔の花火の代表格として、この線香花火を実際に点火して、その炎の色を確認してもらうという場面があるのだが、ストックが底をついてしまい、注文を待っていると間に合わないため、急きょ買い出しにでかけた訳である。

 ちなみに、江戸時代までの花火の色は、オレンジ色でこれは黒色火薬の色である。現代のように多様な色合いを作ることができるようになったのは、明治以降で外国から薬剤や金属の粉を輸入し、花火に利用することが可能になったからである。

伝統の手筒花火

現代の花火

 JRの浅草橋駅で降りて、浅草方面に向かって歩いていくと、花火問屋が何軒か並んでいる。今回は一番駅から近かった長谷川商店という店を探してみた。浅草橋駅からは10分程度ですぐに見つかったのだが、店の中を覗くとおひな様だの5月人形だのばかりが並んでいて、とても花火を扱っているようには見えない!店の前で、スマホの情報と実際の店の中を見比べながら、オタオタしていると、中から店の人が出てきてくれたので、聞いてみると、どうも花火は店の横に別の店舗があってそちらで扱っているとの事。(花火は季節ものなので、この時期は人形をメインに扱っているらしい)

店内写真(ネット借用)

 今回は、国産の線香花火と「すぼ手」という西日本を中心とした花火を購入した。

すぼ手牡丹

 「線香花火」の由来は、元来香炉にさして楽しむものだったらしく、それが線香に似ていることからきたらしい。特に、西日本で主流だった「すぼ手」という花火が関東に入ってきた時に、「わら」から「紙」で巻くものが考案され、現在に至っているそうだ。下の絵の中でも、香炉に花火をさして楽しんでいる様子が伺える。

西川祐信作「絵本十寸鏡」(1748年)より

 花火を購入した後は、ぶらぶらと散歩しながら浅草に向かう。この通りには、昔ながらのおもちゃ屋や本屋など昭和の面影を残す商店が点在していて、なかなか面白い。今回は、午後から出かけたので時間がなかったが、次回はゆっくりと散策して、第2回浅草食べ歩きも再開したいと思う。

懐かしい雰囲気のおもちゃ屋

花火店のウインドウには尺玉が!

かなり傾いている本屋

<マイ ギャラリー>

江ノ電

<My Favourite Songs>

夕日は赤く 加山雄三


www.youtube.com

 中学1年生か2年生の頃、友だちから買った安物のギター(確か500円位だったように思う。)で初めて弾いた曲。イントロのコードがEmで簡単だったことから始めたが、「心に秘めた恋~」のところがF#で、なかなか音が出ず苦労したことを覚えている。あの頃は、家に帰ると勉強もせずに2~3時間ギターを弾いていた。ギターが上手に弾けるようになりたいというよりは、下手ながらも自分がその世界に溶け込んでいくような感覚を楽しんでいたのだと思う。

The Rolling Stones  Satisfaction


www.youtube.com

  中学3年生で初めて、友人に誘われたバンドで演奏していた曲の一つ。当時、グループサウンズが全盛期を迎えていた頃に、なぜか洋楽をやっていた。多分、誘ってくれた友人の好みだったのだと思う。あの頃は、「エレキギター=不良」というイメージがあったのだが、むきだしのエレキギターをかついで、練習場所まで自転車で出かけていた。練習場所は、環八沿いの工事現場みたいな所だったり、布団屋をやっている友人の家のふとん倉庫などでやっていた。(天然の防音室!)

 

 ところで、先日「今 欲しいもの」で書いたギター、買ってしまいました(^^♪

 このギターについてのコメントはいずれ紹介します。

Fender Acourstasonic Player