行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

湯西川温泉かまくら祭り

東武浅草駅

 

 

  昨年7月石和温泉への旅から約半年、今回の男3人旅は湯西川温泉に出かける事になった。コロナのためずっと開催できなかった「かまくら祭り」が3年ぶりに再開するというので、それを見に行くのが一番の目的である。

 1月27日(金)朝、8時15分京成電車市川真間駅に集合。浅草を9時30分発、会津田島行き特急リバティで湯西川温泉に向かう。

 

 朝食は軽く済ませていたが、駅の売店でヨシカミのロースかつサンドを発見!

 これは買うしかないという事で、早速列車の中で頂くことにした。景色を見ながらのロースかつの味は格別で、こういうことが列車の旅の楽しみの一つでもある。(ちなみに、今は車内販売はしていないそうだ。)

まるご鬼怒川 東武フリーパスと特急券

 今回は「青春18きっぷ」ではなく、「まるごと鬼怒川フリーパス」という周遊券を購入した。これは、浅草から下今市までの往復乗車券と、下今市から湯西川温泉までの電車やバスが自由に乗り降りできる周遊券である。

一面の雪景色

 先日の寒波の影響なのか、鬼怒川が近づいてきたあたりから徐々に雪景色が見られるようになってきた。

 11時57分、湯西川温泉駅に到着。ここまで来ると、すでに周りは一面の銀世界である。ここから、バスで湯西川温泉に向かう。ちょうど昼時でもあり、まだ時間に余裕があったので「湯西川水の郷」で途中下車。ここは、言わば道の駅のような施設で、簡単なレストランと売店、立ち寄り温泉施設などがある。

湯西川水の郷

 人は少なく、時折立ち寄り温泉に来た客が、ちらほらと見かける程度だった。次のバスを待つ間に、昼食をとったり足湯につかったりして時間を過ごす。風はほおをさす程冷たいが、足先が温まってくると寒さを感じなくなってくる。

 さあ、ようやくバスが来たというところでハプニングが!バスが満席のため次のバスにしてほしいと言われたのだ。次のバスが来るのは2時間後💦仕方なく、湯西川温泉まで残り約3km、約30分の道のりを歩いて向かうことにした。

 やっとの思いで3時過ぎに宿に到着。夕食までの時間は温泉を楽しんだり、近隣を散策したりして過ごす。祭りは夕方5時半からなので、夕食を早めにしてもらって、夜7時頃旅館の車で会場まで送ってもらった。 

 この祭りは1994年から始まったもので、客足が落ちる原因となっていた雪を活かして、旅館組合や商店街が始めた祭りなのだそうだ。当初は大きなかまくらを作って目玉としていたが、2001年頃からミニかまくらをたくさん作って、その中にろうそくを点灯するようになったという。「平家の里」をメイン会場にして、河川敷等数カ所で実施している。

 予想以上の幻想的な美しさに、時の経つのを忘れる程であった!なお、見学中にNHK栃木放送の取材を受け、それがその日の夜のニュースで流れるというハプニングもあった。

早朝の「平家の里」

 28日(土)9時にチェックアウト。鬼怒川駅行のバスの始発が、平家の里から出るため、そこまで宿のおかみさんが車で送ってくれた。昨夜からの雪は、今朝も降り続いていた。9時半のバスに乗り込み鬼怒川駅に戻り、とりあえずおみやげを購入。

 今回も全国旅行支援を利用しているので、2,000円分のクーポン券で購入する事ができた。その後、駅の周辺を散策。徒歩で30分程のところに大吊橋があるというので、その見学にぶらぶらと出かけた。

鬼怒盾岩大吊橋

 このつり橋は、鬼怒川温泉街と名勝「盾岩」を結ぶ全長140mのつり橋で、高さは37mあるそうだ。前方を見ている分には問題ないが、上から覗きこむとさすがに足がすくむほどだ。橋を渡った先には「盾岩展望台」や手掘りのトンネル、盾岩鬼姫神社などがあるそうだが、今回は時間がないため引き返すことにした。

 昼食を済ませて、13時20分の東武鬼怒川線下今市へ。ここで約20分ほど特急列車を待って、一路浅草へ。待ち時間の間に蒸気機関車を見ることができた。この列車は「大樹(たいじゅ)」という名前で、この下今市鬼怒川温泉間を走る観光用の蒸気機関である。駅構内にはSL展示館や転車台広場などがあって、たくさんの観光客が写真を撮っていた。

駅から見えた山々(左は男体山

 たった1泊2日の旅であったが、今回も多くの予想外の出来事があって、大いに楽しむことができた。それは、決して良い事ばかりではないが、偶然がもたらす出会いというものは実に愉快で、これは車の旅ではなかなか経験できないのではないかと思う。

 男3人旅、次回は夏ごろになりそうだ。

<マイ ギャラリー>

越谷市レイクタウン

<My Favourite Songs>

The Seekers 「The Carnival Is Over」


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 シーカーズと言えば「ジョージ―ガール」(1967年)ぐらいしか知らないのだが、元々はオーストラリアで結成されたコーラスグループで、その後イギリスに渡って成功を収めた。この曲は、デビュー当時の曲なのだそうだが、妙に心に響いてくるので、今回取り上げることにした。1965年イギリス・オーストラリア等のチャートで1位を獲得した。

 さらに、調べて行くと原曲はロシア民謡「ステンカ・ラージン」という曲だという事も知った。ステンカ・ラージンはロシアの農民運動の指導者で国民的英雄である。


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