行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

青春18きっぷの旅

 「青春18きっぷ」という大変お得なJRの切符があるのをご存知だろうか?名称は「青春18」だが、実は年齢に関係なく誰もが利用でき、毎年春・夏・冬に発売されている。全国のJR線の普通・快速列車の自由席などが1日乗り放題の切符で、5枚1組になっており、1人なら5回使えるし、5人で1回使うという使い方もできる。

 今月24日(日)~25日(月)、この切符を使って友人3人で山梨県石和温泉に行ってきた。実は、3年前にもこの切符を使って、福島まで行ったのだが、その後コロナのために中断していたものだ。

大月付近

 24日(日)7時30分、市川駅集合。快速電車に乗って高尾を目指す。その後、中央本線に乗り換えて甲府駅で下車。この写真は大月付近を通過した時に、窓から撮ったもの。普段、車で出かけることが多いので、車窓から見える景色を眺めながらのんびり旅をする事が、懐かしくもあり新鮮な感覚を思い起こさせてくれる。

うなざら

 甲府駅に降りた頃は、もう昼近かったので駅前で「ほうとう」の食べられる店を探す。「うなざら」というのは「うなぎのおざら」という意味らしく、ほうとうをつけ汁で食べるものを言うらしい。この日は、結構暑かったので、冷たい生ビールとこの「うなざら」は大変美味かった!

甲府城

 甲府駅を降りるとすぐに甲府城の石垣が見えてくる。現在は、城跡の一部が「舞鶴城公園」として開放されている。この城は、武田氏が滅亡した後、徳川氏や豊臣系大名が甲斐を支配し築城したものだそうで、石垣には結構大きな石が使われている。残念ながら天主台のみで天守が建てられていたかは不明なのだそうだが、高台からは甲府の町が一望できる。

 午後は、友人たちが、北杜市オオムラサキセンターに行ってみたいというので、甲府から5~6駅移動して日野春駅まで移動。ここは、駅の周りにはほとんどお店らしい店がないので、甲府で食事してきて正解だった。

 もうこの時期になると、オスは少なくなっていて、羽根もボロボロになっているものが多かったが、それでも数頭は確認することができた。左の写真はエサ台にあつまるオオムラサキだがほとんどがメスである。右の写真は、私のズボンにとまってくれたので急いで写真をパチリ!

笛吹川の鵜飼

 夜は、宿ではなく近くの居酒屋で食事を済ませた後、笛吹川の鵜飼を見に行く。こちらの鵜飼は鵜匠が船に乗らず、川の中を歩きながら鵜を操る「徒歩鵜(かちう)」というもので全国でも珍しいのだそうだ。約30分間幻想的な光景を味わった後、10分間だけだが、川向こうの岸から花火があがり、久しぶりに夏らしい風情を堪能することができた。

 8月には、本格的な花火大会が予定されている。

石和温泉花火大会Webページより
甲斐善光寺

 翌日の25日(月)は、甲府から1駅の酒折駅に移動してワイナリーの見学やら試飲などをしてから、甲斐善光寺に向かう。この寺は武田信玄が創建した古刹で、本堂と山門は国の重要文化財になっている。中に入ると天井に「鳴き龍」が描かれており、荘厳なたたずまいを呈している。

 甲斐善光寺から身延線善光寺駅へ向かう途中で、ぶどう園を見つけたので早速入ってみた。(実は、この日オープンしたばかりだったようだ!)おしゃべり好きなご主人の案内で、目の前でぶどう狩りをしながら「試食コース」を頂く。(3人で1500円)。種類はデラウェア、ピオーネ、サニールージュ、ベニバラードの4種類。個人の好みによるが、自分はベニバラードが一番おいしいと思った。なお、高級品種のシャインマスカットは、もう少し待たないといけないそうだ。

 

 気の合った仲間たちとの1泊2日の旅は、あっという間に時間が過ぎてしまった。いくつになっても、友人たちと遊びに行く時は、ワクワクして子どもの頃に戻ったような気持ちにさせられる。また、秋頃になったら3人で酒でも飲みながら、次の旅の計画を立てたいと思っている。

<マイ ギャラリー>

樹皮

<My Favourite Songs>

斉藤和義 「空に星が綺麗」


www.youtube.com

 斉藤和義の多くを知っている訳ではないが、一度聴くと何となく口ずさんでしまうような曲が多い。それは、決して難しい言葉を使わず、自分の思いや感情を自分の言葉でストレートに表現していることもあるし、つい歌いたくなるようなメロディーメイカーである事とも関係しているのかも知れない。一見、ぶっきらぼうでとっつきにくいが、彼の歌はやさしさに溢れている。

 

口笛吹いて歩こう 肩落としてる友よ
いろんな事があるけど 空には星が綺麗
懐かしいあの公園にちょっと行ってみようか?
最近忘れてること なんか思い出すかも
あの頃の僕らには 守るものなどなくて
夢ばかりこぼしては いつも暇を持て余してたね

 

口笛吹いて歩こう 肩落としてる僕よ
遠くで誰かのギター ゆっくりと空へ行く
今も心の奥でざわつく
あの気持ちは変わっていない でも…
あの頃の僕ら今 人に頭を下げて
笑ってはいるけれど 目に見えない涙こぼれるね

 

口笛吹いて歩こう 肩落としてる友よ
誰も悪くはないさ きっとそういうもんさ
口笛吹いて歩こう 空には星が綺麗