先日、2か月に1度開催される荻窪の「Cafe & Hall with 遊」でのオープンマイクに
参加した際、フルートとエレキギターという組み合わせで2人組の50代位の男性がジャズ風のMoon Riverなどを演奏していた。特に、目を引いたのが上の写真のギターである。(実際に演奏に使っていたのは、American Telecasterだと思われる。)
見た目も音も明らかにエレキギターなのだが、エレキギターにしてはボディに円形のサウンドホールが空いている。これは、明らかにアコースティックギターの特徴なのである。
演奏後、ご本人に聞いてみたところ、これはフェンダーの「アコスタソニック」というギターで、アコギとエレキの両方の音が出せるのだという。
ネットで調べてみると、ボディのサイズ、形状、ネックなどはエレキギターのようだが、ピックアップはエレキギター用のものとアコースティックギター用の両方を備えており、スイッチで切り替える事ができるらしい。ただし、弦はアコースティックのものを使用しているので、純然たるエレキギターとは異なるが、イフェクターなどを活用すれば、かなりエレキギターのようなハードな音も期待できる。
実は、演奏する曲によって、繊細なアコースティックな音とエレキギター的な音を要求される事があるのだが、ギター1台でできるのであれば、これにこした事はない。
久しぶりに欲しくなったギターである。以前は、安物から多少値のはるものを含めて5台ほど持っていたのだが、全て整理して今はYAMAHAの1本だけになっている。決して高価なものではないが、それなりに良い音で鳴ってくれるので気に入っているのだが、エレキギターやエレガットなど、もう少し多様な音が出せるギターが欲しいというのが本音でもある。
この年になると、あまり物欲というのは少なくなってきているが、久しぶりに「欲しい」と思った逸品である。
ただし、楽器は実際に手に持って、弾いてみないとその良さは分からないし、あわてて購入して失敗というのもよくあるので、しばらくは楽器店めぐりなどして、音を確かめていこうかと思っている。
<マイ ギャラリー>
<My Fabourite Songs>
Nana Mouskouri 「Plaisir D'amour」
偶然見つけたこの曲。どこかで聞いた事のある曲だと思っていたら、プレスリーのC'ant Help Falling In Loveの原曲なのだそうだ。
「愛の喜びPlaisir D'amour」という邦題のついたこの曲は、ドイツで生まれフランスで活動した作曲家ジャン・ポール・マルティーニが曲を付けた楽曲で、なんと1775年に作られたものだそうだ。シャンソンの古典となっている曲だが、多くの歌手によっても歌われており、このナナ・ムスクーリの歌もその一つ。
Elvis Presley 「Can't Help Fallin in Love」(From "Blue Hawaii")