行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

年度末、お疲れさまの旅(伊豆~横浜)

 季節はめぐり、令和4年度最後の月を迎え、年度末お疲れ様の旅に出かけてきた。とは言え、近郊の伊豆~横浜への2泊3日の旅である。

 3月6日(月)朝はのんびりと9時頃出発。とりあえず熱海を目指す。平日ということもあって道路は、大した混雑もなく、昼前に到着することができた。熱海と言えば早咲きの「あたみ桜」が有名だが、残念ながらすでに見ごろを過ぎているようで、かわりに大寒桜(オオカンザクラ)という桜が満開だった。 

大寒桜(オオカンザクラ)

 ちょうど昼時になったので「旬彩柾家(まさや)」へ。こちらはカウンターが4~5席と小上がりだけの小さな店だが、最近は熱海に来るといつも立ち寄らせてもらっている。今回は、かますの焼き物と刺身の定食。白身魚の上品な味わいと絶妙な塩加減が、とても美味い。

 熱海は、最近若い観光客が増えていて、人気の店の前では結構な行列ができていたりするのだが、自分たちは地元に古くからある「石舟庵」(和菓子)や「常盤木」(羊羹)等に立ち寄った後、伊豆伊東市にある一碧湖のリゾート施設に向かう。

 こちらも、毎年冬から春先にかけて、よく利用させてもらっており、別荘感覚で過ごすことのできる施設。建物は決して新しくはないが、3LDKと部屋数が多く、温泉もあって気に入っている。

 一碧湖は「伊豆の瞳」と呼ばれる美しい湖で、伊豆半島最大の湖でもある。湖畔の散歩やボート、釣り遊びなどを楽しむことができる。

夕暮れ時の一碧湖

3月7日’(火)旅行2日目。朝食をすませた後、久しぶりに下田に向かう。

ペリーロード

 定番のペリーロードから了仙寺でお参りした後、お目当ての金目鯛が食べられる店という事で、事前リサーチしておいた「海鮮やまや」を目指したが、何と本日休業日!

 やむなく、以前伺ったことのある「おか田」に向かう。ところが、平日の12時前だというのに、既に満席。どうも、台湾あたりの団体客の予約が入っていたらしい。それでも20分ほどで席に着くことができた。注文は、当然金目鯛の定食。以前は結構甘めの味付けだったが、少し控えめになったように感じたが、やはり地元で食べる金目の煮つけは美味い!

金目鯛の定食

3月8日(水)旅行3日目。

 朝食後は一碧湖の周辺をぶらぶらと散策。まだまだ冬景色で、朝の空気は肌寒いが、暖かな日差しや今にも開きそうな冬芽に、春の気配が感じられる。鳥の声以外は、ほとんど音のない静かな湖畔を歩いていると、開放されている自分に気づいたりする。

一碧湖周辺

コブシの冬芽

 9時半頃、チェックアウト。途中、昼食をとりながら一気に横浜へ向かう。ホテルに入る前に、以前から気になっていた「馬車道十番館」へ立ち寄る。

馬車道十番館

 こちらは、昭和42年創業。カツレツで有名な勝烈庵の十番目の店として建設されたそうだが、その後独立し現在に至っている。昭和の香りが色濃く残る喫茶・レストラン・バーを併設しており、焼き菓子の「ビスカウト」や「マドレーヌ」が有名。今回は、「十番館プディングロワイヤル」を頂くことにした。

十番館プディングロワイヤル

 なんとなく懐かしい感じのプリンで、四角い形は赤レンガをイメージしているそうだ。

 ホテルには3時半頃チェックイン。部屋で少しのんびりした後、マリンタワーへ。こちらは昨年9月にリニューアルしていて、こちらも気になっていたので4Fのレストランで食事をした後、展望階まで上がってみた。

デザートにはHappy Birthday

 レストランには、最初他のお客がおらず、貸し切り状態でびっくり!今月が、自分の誕生月だったので、デザートには「Happy Birthday」の文字を入れたサービスがあった。静かで感じの良いレストランだった。

 食後は、一度1階に降りて、あらためて29階~30階の展望フロアへ。今回のリニューアルでは、展望フロアも大きく変わったそうで、山下公園からみなとみらいの方までの夜景が楽しめる以外に、「メディアアートギャラリー」と言って、光と映像の作品と夜景を同時に楽しむことが出来た。

 横浜は、ここのところ大規模な開発が進み、大きく変貌してきている。他の都市との違いを感じるのは、何もかも新しくしてしまうのではなく、古くからある良いものを生かしながら開発を進めている点である。また、特に「みなとみらい」地区は、街全体が大きなストーリーをもっていて、街全体に統一したデザインが施されている事もあげられる。特に、夜景の美しさは大変素晴らしい。

帆船日本丸

 今回は、豊かな自然や古くからの伝統や歴史を感じる旅行であった。そして、様々なしがらみから解放される感覚を味わうことのできた旅行であった。

<マイ ギャラリー>

横浜インターコンチネンタルホテル

<My Favorite Songs>

Bee Gees 「ニューヨーク炭鉱の悲劇」1967


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 自分が初めてBeeGeesというバンドを知ったのが、確かこの曲だったなあと思っていたら、実はこの曲が彼らがワールドデビューした曲なのだそうだ。元々、オーストラリアでかなり人気のあったグループだったが、ビートルズのマネージャーであったブライアン・エプスタインに着目され、世界デビューにいたることになる。

 その後、「ラブサムバディ」「ホリデイ」「マサチューセッツ」「ワーズ」「ワールド」「若葉の頃」などの世界的なヒットを発表していく事になる。

 初期のBeeGeesは美しい旋律とハーモニーで、どこかビートルズの影響を受けているようにも感じる。