行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

ベースの佐藤さん

東京都美術館

 Riversのベーシスト佐藤さんが、「白亜展」という一般公募の美術展で、入選されたということで、上野の東京都美術館に行ってきた。こちらは、上野の森の奥、上野動物園の脇にある瀟洒な美術館である。初めて訪問したが、その歴史は古く、1926年開館、日本初の公立美術館なのだそうだ。  国内外の名品を楽しめる企画展や美術団体による公募展等の展示を行なっているそうである。

優秀賞(クサカベ賞)受賞作品

 こちらが、今回の受賞作品で、モデルは佐藤さんが参加している地元のジャズバンドのメンバーの1人である。 手法は「点描画」で、モデルの全体像をトレースで写し取った後、愛用のペン1本で、ひたすら細かく点描していくそうだ。話によると、若い頃に少し描いていたものの、その後何年もの間中断していて、数年前から、再び描きはじめたという。

 佐藤さんの、その他の作品を一部紹介したい。

 

 「ヒマだから」とご本人は笑っていたが、現在ジャズバンド2つ、Riversとそれ以外のバンド2~3つ、同居しているお孫さんの世話(なんと、7人!)など、頭が下がる思いである。

 佐藤さんは、根っからの人好きで、例えばライブなどで「この人良い音出してる。」と思うと気軽に話しかけて、すぐにFacebook友達になってしまうという特技()を持っている。また、とにかく音楽が好きで、生活の中に音がないと耐えられないらしい。そんな佐藤さんを見ていると、ご自分の好きな事を、好きなだけ満喫しているように見える。もちろん、そうではない部分も沢山あるのだろうけれども、少なくとも人生を楽しみながら過ごしている姿は、羨ましいほどである。

 人生の先輩たちの後ろ姿は、後に続くものには、大いに参考になるものだ。

 

 美術館を出た後、地下鉄で浅草へ向かった。少し間が空いてしまったが、前回浅草食べ歩きで、行ってみたかった店の一つ「モンブラン」に行ってきた。こちらは、ハンバーグが有名でしかもリーズナブル!平日にもかかわらず、多くのお客さんでにぎわっていた。

ハンバーグメキシカン

店内には多くの著名人のサイン

<マイ ギャラリー>

街角の風景

<My Favorite Songs>

長渕剛「JEEP」

youtu.be 

 長渕剛について、多くの事を知っている訳ではないけれど、自分の人生の中に何回か、この人の歌に励まされたり、感情を揺さぶられたりした事があった。最初の記憶は「乾杯」である。一時、結婚式などでよく歌われていたらしいが、自分もある別れを経験した時に、この歌が忘れられない記憶がある。(多くは語るまい)

 2回目は、「MYSELF」。あることで悩んでいた頃に「だから、まっすぐ、まっすぐ、もっとまっすぐ生きて―」という歌詞に支えられたことがある。確かに、人を支え、勇気づけてくれる歌というものは、あるものだと思う。