行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

朝の通勤時間

 

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 週4日仕事をしている関係で、勤務のある日は朝7時40分頃家を出る。まず、自転車で駅前の大手スーパーに向かい、そこで昼の弁当を買いこんでから職場に向かうと、大体8時10分位には到着する。時間にして約30分、距離にして約3km程の行程である。

 途中、天気が良い日には、わざと自転車をゆっくりとこいで、街路樹の新緑や庭の花々に目を向けたり、さわやかな風を肌で感じたりする事もあるが、そういう日は決して多くはない。

 

 そう言えば、自分と同じように駅に向かっている多くの人たちは、どんな気持ちで向かっているのだろう。時間に遅れそうなのか、ものすごいスピードで急いでいる人、父親とその息子さんらしい親子は、いつも楽しそうに話しながら向かっている。

 そうかと思うと、自分とは逆方向で、少しうつむき加減で歩いていく中学生とすれ違ったりもする。みなが、それぞれの思いを抱えながら、今日1日のスタートを切ろうとしている。

 

 自分はと言えば、たいがいは、まだ完全に覚醒しきれていない状態で、どんよりした気分で通勤している。別に、何か困った問題を抱えているわけではない。しいて言えばもう少し家でゆっくりした時間を過ごしたかった事くらいである。

 では、どうしていつも朝はこんなに不機嫌なのだろう?

  

 思うに、きっとこれは、長年しみついた一つの習慣なのではないか?

 

 長い人生の中では、少し重い仕事の段取りを考えながら歩いたり、仕事上の事で迷いながら歩いたりしたこともたくさんあった。こういった事を積み重ねていくうちに、「朝は不機嫌なもの」というスイッチが自然に入るようになってしまっているのではないか?

 だとするならば、朝の不機嫌さは、自分の意志で変えられるはずである。

 

 仕事の事も良いけれど、趣味の音楽の事、今夜食べたい物の事、今度の旅行の事、楽しい事ならいくらでもあるはずである。自然の景色や街並みに目を向けるのも、もちろん良い。

 どうせなら、残りの自分の人生、楽しい時間をたくさん増やしたいものだ。

 

前回紹介したMarionetの「南蛮マンドリーノ」をセルフカバーしてみました。


南蛮マンドリーノ(Self Cover)