行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

国立新美術館

 気が付けばもう5月!あれほど桜の開花を待ち望んでいた春は、あっという間に通り過ぎてしまった。実は、この1か月の間にも結構色々なことがあって、それなりにバタバタとしていたのだが、ふと足を止めるとそこだけ時間がすっぽりと抜け落ちていて、ただの空白になってしまう。記憶と記録をとどめておく事も、このブログの大きな役割の一つなのだなあとあらためて思う💦

国立新美術館(ネットより)

 5月6日(火)朝から続く雨の中、東京六本木にある国立新美術館に出かけてきた。実は、以前も紹介したのだが、我がバンドのベースマン佐藤さんの作品が国展に初入選を果たしたのである。本人もびっくりの快挙だったそうだが、なにはともあれ久しぶりに芸術鑑賞に出かけた次第である。

 そもそも「国展」とは何かも知らないど素人なので、調べてみたところ「国展とは国画会が運営する日本最大級の公募展のことで、絵画、版画、彫刻、工芸、写真の5部が合同で毎年春に開催されるもの。」との事である。また、「国画会」とは、その前身は大正時代の国画創作協会から始まり、実質的には昭和初期から現在にいたるまで日本の美術界に大きな影響を与えてきた団体なのだそうだ。実際、会場に入るとそのスケールの大きさや表現の多様さには圧倒されるものがあった。

 作品の数も多く、ゆっくり見ていると2時間以上かかりそうだが、今回は自分が気になった作品だけ写真におさめさせてもらった。

佐藤さんの作品「フィレンツェでの思い出」

 佐藤さんの作品は今回も点描画である。今まで人物中心だったのだが、初めて馬車や背景の建築物をモチーフにしたとのこと。この作品が仕上がった時には「もう2度とやりたくない」と言うほど、大変な時間と労力がかかったそうだ。写真だと細かな部分が伝わりにくいが、濃淡に合わせて微妙に変化するドットは、もはや完全に佐藤スタイルと言って良いかも知れない。そのため、我々音楽仲間では「佐藤画伯」と呼んで敬っている。

 写真では伝わらないが、大変大きな作品が多く、まずその事に圧倒される。そして、沢山の作品を観ているうちに、その表現方法の多様さに驚かされる。当たり前だが一つとして同じような作品がない。それぞれがそれぞれなりの独自性を持ち、明確な主張を持っている。芸術の事はよく分からないが、分からなくても何か感じるものやエネルギーのようなものは伝わってくる。そういった楽しみ方で良いのかも知れない。
<MY Favorite Songs>

youtu.be

 今年1月に亡くなったマリアンヌ・フェイスフルの楽曲である。実は彼女のデビュー作である「As Tears Go By」でも良かったのだが、ローリングストーンズの方が印象が強いのでこちらを選曲した。日本では「かわいい小鳥」という邦題でザ・ピーナッツがカバーしている。

youtu.be

  実は、最近知った事なのだが、アラン・ドロンの主演映画「あの胸にもう一度」の中で彼女も共演しているのだが、その中で全裸に革のライダースーツでオートバイに乗るシーンがあり、これが「ルパン三世」の峰不二子のモデルになったとのこと。「つながり」というものの面白さを感じたりする。

あの胸にもういちど - シネマ一刀両断