今年も新しい年を迎え、早くも2週間ほど過ぎた。冬至を過ぎてから、少しずつ日の入りが早まっているようで、仕事帰りの夕焼け空が日々明るくなってきた事で、季節の移ろいを感じたりする。
以前は、年の瀬から大掃除をしたり、しめ飾りを飾ったりして、バタバタと元旦をむかえるというのが通例だったが、少しずつその意味合いも薄れ、ゆっくりと時間が過ぎていく感がある。 子どもの頃は、大晦日に年越しそばを食べ、「紅白歌合戦」を楽しみながら「ゆく年くる年」を見て新年を迎えるのが恒例だったし、いよいよ年が改まるその瞬間には、正座して「明けましておめでとうございます」と挨拶したものだった。正月というものに対する印象は、随分と変わってきてしまった。
さて、今年に入って最初の「音戯箱(おとぎばこ)」に参加してきた。「音戯箱」というのは、一種の音楽サークルのようなもので、現在メンバーは26人。原則月に1回、練馬区の地域区民館の音楽室や大広間を借りて、それぞれ歌いたい曲を披露したりしている。人数にもよるが、個人の場合1人10分~20分程度、グループの場合20分~30分程度を1サイクルにして、2回まわし3回まわしで順番で披露していくというものである。
ライブハウスやコンサートホール等と違って、気軽に人前で練習する事が出来るメリットがある。 なかなかスケジュールが合わなくて半年ぶりの参加となったが、今回は3連休のせいか参加者も少なく、お茶を飲みながらのんびりとした練習会となった。
音楽仲間が集まっているだけあって、話題はギターの弦や昔聞いていたミュージシャンの話から、結局薬や病院の話まで・・・、いつものパターンである。ただ、意外な人が昔、Crosby Stills & Nashが好きで演奏していた話などで、音楽の持つ不思議な連帯感を感じたりもした。今日は何の集まり?と思うほど雑談に花を咲かせた後、「どれ、ぼちぼちやるか」と言って歌い出すまったりとした会になった。
今回の練習曲は、概ね次の通り。 新旧まぜこぜのセトリだが、3、4、5は人前で演奏するのは初めてとなる。
ちなみに、この会の主催者は通称「トメさん」と言って、Riversの最初のメンバーが知り合うきっかけとなったサークルを立ち上げた人である。音楽という共通の話題をもった者どうしが、次々と繋がりの輪が広がっていくのは楽しいものである。
<My Favorite Songs>
ルパン三世シリーズの峰不二子のテーマ曲で、エンディングテーマとしても使用された。作曲は大野雄二。今回リバースの方でも取り上げた曲で、近々Youtubeの方にもアップする予定。多くの歌手がカバーしているが、石川さゆりバージョンもなかなかである。