行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

荻窪カフェ&ホールwith遊オープンマイク(8/14)

ユニフォームは夏バージョン

 今年4回目の荻窪でのオープンマイク。以前活動の拠点にしていた千駄ヶ谷のこんとん館が一向に開店する見込みが立たないため、今年はこの店でのオープンマイクに参加する事が活動の中心になってきている。今回も、多様な分野からの参加者があった。

 音楽大学を目指す女子高生、ピアノでビートルズを歌う人、オリジナルの曲に自分の思いを語る若者、ずっとあこがれだったサックスを習い始めた女性、自分の感性を詩で表現し歌で表現する人等々。

 表現力や表現方法のちがいはあるけれども、だれもが自分の音楽を楽しみ、それぞれの生き様が感じられるような気がした。音楽とは、これで良いのだと思う。それぞれが、その音楽に対する想いや願いがあり、それぞれの表現の仕方で歌ったり演奏したりすれば良い。

 今回の、我がバンドのセトリは次の通り。

 1  Will you still love me tomorrow
 2  I've Just Seen A Face
 3  What a Wonderful World
 4  Bye Bye Love

 3曲目の「What a Wonderful World」は言わずと知れた、ルイ・アームストロングの代表曲の一つであり、メンバーの新谷さんが大好きな曲でもある。

 この曲が書かれた1960年代後半のアメリカは、ベトナム戦争ケネディ暗殺、人種間差別など様々な混乱を呈していた。誰もが深い心の闇を抱えていた時代に、この曲が作られた。

 当初、この曲はアメリカでは売れなかったが、ヨーロッパを中心として世界各地で大成功をおさめ、映画「グッドモーニングアメリカ」(1987年)で使われた事で、若い世代にも広がったと言われている。アームストロングは1970年に再録音しているが、そのイントロでこう言っている。

 

最近若いやつがよく俺にこう言ってくるんだ

「“この素晴らしき世界”ってどういう意味なんですか?」
「世界中で戦争が行われていますよね?」
「それも素晴らしいっていうんですか?」
「飢饉や環境汚染の問題もありますよね?」
「全然すばらしくなんてないですよ」
落ち着いてこのじいさんの言うことに耳を貸してくれ
俺には世界がそんなに悪いって思えない
人間が世界にしていることが悪いんだ
俺が言いたいのは、世界にもう少しチャンスを与えれば、
みんなその素晴らしさがわかるってことさ
愛だよ愛。それが秘訣なんだよ
もしもっとみんながお互いを愛しあったら
沢山の問題なんて解決される
そして世界はとびきり面白くなる
だからこのおいぼれは言い続けるのさ

 

この曲は以前にもここで取り上げたが、今も続く戦争の事を想いながら、あらためて紹介することにする。


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