最近は、色々な場面で「AI」という言葉を、よく聞くようになった。しかし、自分を含め高齢者たちにとっては、そもそもAIとは何なのか?また、どんな事ができて、どんな課題があるのかがさっぱり分からないというのが本音である。
そこで、身近なAIと言えるGoogleのGeminiで遊んでみた。(GeminiとはGoogleが開発した人工知能(AI)で、誰でも基本無料で利用することが出来る。Googleのトップページの右上の所にある9個のドット(点)をクリックすると出てくる。)

1.写真編


この写真は以前自宅で飼っていた愛犬の写真である。なかなか正面向きの写真を撮らせてくれないので、少し斜め方向から撮ったものだが、これを「正面向きにして」と言って作成してみた。ほとんど違和感なく再現されている。よく見ると、AI写真の右下にGeminiの⭐︎のようなマークが入っている。


左の写真は昨年赤坂の店でライブ演奏の後に撮ったものだが、「バンドで演奏している写真をアニメ風にして」と言って作成したもの。人の数が多くなると、いっぺんに変換することができず、何度か繰り返して作成した。なぜか、一人だけ少女アニメのようになってしまったが、これはこれで楽しい。


既存の写真の右側に、自分の好きな人物の写真を並べることも出来る。もちろん、ある程度有名な人の写真でないと難しいと思うが、何回か繰り返しながら作成することができた。


有名な、ビートルズのアビーロードの写真で遊んでみた。「全員下を向いている写真にして」と指示したが、左端のジョージだけがいつも下を向いてくれず苦労したが、これも何回か繰り返すことで完成した。

これは、ネットから拾ったものだが、上級者になるとこんな事ができるらしい。いつか、こんな世界になってくれると良いのだが。
2.俳句編
「春の季語を使った俳句を作って下さい」と指示してみた。
「ひそやかに 空を染めゆく 初桜」
「囀り(さえずり)や 光の粒を こぼしつつ
「しゃぼん玉 弾けて春の 匂いかな」
俳句の世界はよく分からないが、それらしい俳句を作ってくれた。誰かの盗作ではないかと疑って調べてみたが、他に同様の作品はないようだ。ちなみに、この俳句をGoogleで検索すると、AIが解説してくれるのが面白い。
3.調べる編
職場の裏庭で見つけたサナギについて調べてみた。

<AIによる回答>
写真から判断すると、これは**アゲハチョウ(ナミアゲハ)**の蛹(さなぎ)である可能性が非常に高いです。
特徴的なポイントがいくつかあります:
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形: 上部が二股に分かれたような角があり、全体的にゴツゴツした形をしています。
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支え方: お尻の先を固定し、さらに胴体の真ん中あたりを「帯糸(たいし)」と呼ばれる細い糸で窓枠に固定して、背中を浮かせるように踏ん張っています。
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色: この個体は茶色をしていますが、これは周囲の環境(この場合は窓枠やサッシの色)に合わせて目立たない色を選んだ結果です。
今後の見通し
もしこの蛹が生きているのであれば、時期によって以下のようになります。
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今の時期が冬の場合: 「越冬蛹」として、そのまま冬を越し、暖かくなった春(3月下旬〜4月頃)に羽化します。
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暖かい時期の場合: 1週間〜2週間ほどで中が透けて見え始め、羽化が始まります。
注意点: > 羽化するとき、チョウは羽を広げるための広いスペースが必要です。もしこの場所のすぐ近くに障害物がある場合は、無事に羽を広げられるか見守ってあげてください。
もしよろしければ、お住まいの地域の現在の気温や、いつ頃この蛹を見つけたかを教えていただければ、より詳しい羽化時期の予測をお伝えできます。羽化のサインについて詳しくお伝えしましょうか?
もともとGoogleには、写真に撮った花の名前を調べてくれる機能があったが、さらに進化している気がする。とても良いのだが、やたら説明が長い💦また、間違うこともあるようだ。
4.作曲編(音声のみ)
「夜空」 作詞作曲:AI
ベランダの椅子 ひとつだけ
まだ 君のこと 空けたまま
冷めきれないマグカップ
息で曇るガラスに 名前を書く
会いたい気持ち 数えながら
またたく星を なぞってみる
届かない距離 知ってるのに
指先だけ 伸ばしてる
夜空を見上げて 君を想う
声にしたら こぼれそうで
言えない「好き」が 胸で揺れてる
ねえ 同じ星を 今も見てる?
離れていても 君を想う
これは、google(gemini)ではないが、やはり無料の作曲アプリ(SongMaker.AI)で作成したもの。(音声のみで映像はなし)簡単な曲のイメージを、言葉で入力するだけで、作詞作曲までしてくれる。いかにも今風な作りだが、その完成度には驚かされる。このまま、その辺で歌われていても、まさかAIが作ったものとは、誰も気が付かないのではないか?
このアプリには有料版があって、課金すればさらに高度が事がでできるらしい。
ここまで来ると、最新AIの高い技術力には驚かされるが、逆に怖さすら感じてしまう。「何が本物で何がニセモノなのか?」自分の知覚だけでは判断できない世界が、すぐ隣にまで押し寄せている。(AIの写真かどうかを識別してくれるアプリまである)
ここで取り上げたような情報を、自分で楽しんでいるうちは罪はないが、これを何の注釈もつけずに出せば、外部に大きな影響を与えてしまう危険性がある。
法律などで規制することも考えられなくはないが、これは情報を扱う一人ひとりのモラルの問題としか言いようがない気がする。
<My Favorite Photo>

<My Favorite Songs>
「Amazing Grace」
イギリスの牧師ジョン・ニュートンの作詞による讃美歌。作曲者は不詳と言われるが、アイルランド民謡から採られたという説もある。若い頃、奴隷船の船長としてアフリカで捕まえた多くの黒人たちを、船に積んで運ぶ仕事をしていたが、嵐にあって遭難しかかった時に、必死に神に祈ることで九死に一生を得る。その後、自身の罪を懺悔して牧師になったそうである。
この歌は、アメリカに移住したアイルランド人たちに歌い継がれ、その後ミシッピー川を南下して、ニューオーリンズに行き着く事になる。そして、そこで働く多くの奴隷たちの心を捉えたのだという。歌詞の中に、「神は私のような卑劣な者(wretch)を救ってくれた」という言葉があるが、wretchには「卑劣」の他に「哀れな者」という意味もある。奴隷たちの絶望的な境遇に、希望の光を感じさせてくれる曲だったのかも知れない。
Aretha Franklin. 「Amazing Grace」
少々長いが、Arethaの歌を聴く人たちの表情から、様々な想いが感じ取れる。