行雲流水の如く

-Re-Start From 65 Years Old-

新型コロナウイルス感染症

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<【拡散希望武漢ウイルスは耐熱性がなく、26~27度の温度で死ぬ。お湯を飲めば予防できます>

 最近、FacebookやLine上で、こんな投稿を見た方も多いのではないだろうか?

 表現には多少の違いはあるが、「医療関係の友達」や「自衛隊」、「友人の友人」から聞いたという形で全国にチェーンメールのように出回っているらしい。

 人間の体温が35~36℃程であることを考えれば、この情報が過ちである事は容易に気が付くと思うのだが、これは典型的なデマ情報である。

 また、昨今新聞やテレビなどでも報じられているが、「トイレットペーパーやティッシュペーパーが不足する。」という情報も、九州地方あたりから出回ってきたデマ情報らしい。しかしながら、昨夜近くのスーパーに行ってみると、実際にトイレットペーパーやティッシュペーパーの棚は空っぽになっており、それ以外の商品でも普通以上に商品が少なくなっている棚があった。(どうも、今後の感染を見越して、自宅用の食料品や生活用品を多めに買い込んでいる方が多いらしい。)

 

 これだけ、科学が進歩した現代において、なぜ人々はこのようなデマ情報を安易に受け入れてしまうのだろうか?

 調べてみたところ、こういった風評や流言は、「命にかかわるような重大な事態であるのに、その原因がはっきりしておらず、人々の不安な思いが強い」ほど多く発生するそうだ。

 また、あまりに情報量が多すぎる事も、その背景の一つにあげられるという。

 確かに、ここのところテレビやネットでは連日「〇〇県で新たに感染者が出た」、「80代の感染者1名が死亡」などのニュースを目にすることが多い。そして、数多くの感染症の専門家たちが出てきて、その原因や今後の予想、注意点などを話しているのを聞いていると、正直心理的に不安な思いにかられてしまう。

 そこに加えて、「全国の小中学校の休校」「各種イベントの中止や延期」「外出の自粛」など、今まで経験したことのない異常な状況が、そこに追い打ちをかけているように思える。

 

 こんな時こそ、正しい情報の入手に心がけ、安易な流言に振り回されるないよう、自身の判断力を磨くしかない。以下、自分なりに整理してみた。

 

〇情報は、自分が信頼する所(厚生労働省などの公的機関等)からの最低限必要な情報にとどめる

SNSやうわさ話を安易にうのみにしない

新型コロナウイルスは、基本的には飛沫感染接触感染であり、空気感染はしない。(ただし、例外はあるので、やはりうがい・手洗い、マスクの着用と換気は必要)

〇感染しても、無症状だったり軽症の場合がほとんどである。

〇確かに、人ごみはできるだけ避けた方が良いが、家に閉じこもる必要はない。 等々

 


What A Wonderful World - Louis Armstrong - with Lyrics