久しぶりに房総半島の鴨川まで日帰り温泉の小旅行に出かけた。
朝、8時30分頃自宅を出発。京葉道路から館山自動車道に入り、君津ICで一般道へ。途中、コンビニに寄ったり、サービスエリアでコーヒーを買ったりしながらだったので、目的地の鴨川グランドホテルへは11時頃の到着になってしまった。
このホテルの歴史は古く、以前は「吉田屋旅館」として江戸時代までさかのぼるらしい。今どきのおしゃれなホテルとは言えないが、皇室や著名人も宿泊するなど由緒ある老舗である。このホテルは、目の前一面に海が広がる絶好のロケーションにあり、今回はランチと立ち寄り湯でお世話になる事にした。
到着してすぐ温泉へ。内湯は「海の回廊」と名付けられた大浴場と外湯が3つ。他に貸し切り露店風呂もあるのだが、今回は大浴場の方へ。
このあたりは鴨川温泉といって弱アルカリ性の冷鉱泉で、海辺に近いせいか塩分を含んでおり、神経痛、筋肉痛、関節痛等に効能があるとの事。
そして何といっても、ここの最大の魅力は海風を肌で感じながら入る外湯である。今日は、平日の午前中という事もあって、他の客はだれもおらず、この景色を独り占めする事ができた。 普段は、結構早風呂の方なのだが、今日ばかりはいつもより長めの湯に浸かることができた。
午後は、鴨川から館山へ向かう。やはり温暖な気候のせいか、あちこちに菜の花畑やオオイヌノフグリ、ホトケノザ等の春の野草が点在していた。
帰り際に、館山の道の駅に寄り道。もう、春らしい切り花だの海辺の街らしい海産物などが売られていた。右の写真は、クジラの缶詰。南房総市は昔からクジラ漁がさかんで、今でもこういった商品が並べられている。
早春の風と景色に、心も身体も癒される一日となった。